スペシャルティーコーヒー
Colombia
Geisha
ラ・エスペランサ農園 シングルオリジン
Roast:ミディアムロースト(中浅煎り)
Flavor :トロピカルフルーツ・メロン・キャラメル・ティーライク
栽培が難しく収穫量も少ないため希少とされるゲイシャ種。
エキゾチックでトロピカルフルーツやメロン、ジンジャーなど複雑な風味があり、コロンビアならではの風味。カップの透明感やエレガントさはコロンビアでもトップクラスのゲイシャです。
ハイロースト付近での焙煎も試しましたが、ゲイシャの抜けるような爽やかさが失われたため、ミディアムローストに仕上げました。この付近での焙煎度がこのゲイシャの特徴を最も分かりやすく楽しんで頂けると思います。
|エスペランサ農園
ラ・エスペランサ農園は、そんなバジェ・デル・カウカ県トヨコに位置する2Haほどの小規模な農園で、子々孫々コーヒー生産を営んできた農園でもあります。現在、この農園を営むエルナンド・カターニョさんも、1990年代に父から農園を受け継ぎ、コーヒー生産を絶やすことなく継続しています。
近年は、コーヒー生産を取り巻く環境や情報が大きく変化し、エルナンドさん自身、改めてコーヒー生産の文献を読み、様々な品種を知り、中でもゲイシャ種への関心が高まり、自身の農園でも生産に挑戦しました。しかし、この品種は一筋縄ではいかず、天候の影響を想定以上に受けるデリケートなコーヒーの為、生産を軌道に乗せるのは非常に難しかったようですが、長い年月をかけて収穫を迎えました。
|品質へのこだわり
エスペランサ農園がコーヒー生産において、特にこだわるのが土壌、収穫、乾燥の3つだと言います。土壌は、このバジェ・デル・カウカの地の火山性のミネラル豊富な土壌の恩恵をしっかりと享受できるように、土壌分析を元に不足しやすい栄養分を理解し、適切なタイミングで選定や施肥を実施しています。今では農園のコーヒーの木々の幹も太く生長し、良好なチェリーを実らせています。
収穫においては、最終的なカップでいかに広がりのあるフレーバーを実現するかにこだわり、最高に熟した緋色に達するまで、じっくりと成熟を待ち、その実だけを確実に収穫、選別を行っています。
乾燥は、カーサ・エルバと呼ばれる可動式のパティオを用いて行います。エスペランサ農園のカーサ・エルバは、固定した屋根の下に3段のメッシュを引いたアフリカンベッドが収納されている構造となっており、天候や気温によって、天日と日陰を1日に3回移動し、細かく併用しながら、ウォッシュドコーヒーとしては長い18日の乾燥期間を設定しています。その後は、室内で木製パレットの上で3週ほどレスティングし、水分値と風味を安定させています。
設備は長年に亘って使用しており、メンテナンスを繰り返しながら大切に使い続けています。発酵槽やパルパーはいつも清潔に保たれ、エルナンドさんのコーヒーへの深い愛情が表れています。
原産国: コロンビア
農園 : ラ・エスペランサ
品種 : ゲイシャ
精製方法 : ウォッシュド
標高 :1600m
賞味期限:2023/01/30
保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存してください