今までアメリカの色々なショップを訪れる機会があった。強烈に記憶に残っているショツプはいくつかあるが、その中でも体験として忘れられないショップがシアトルにある。

中心街から少し離れた場所にあるこのショップは、通りから見ると都会にある大きな公園のようで、最初に訪れた時はREIのショップだと気付かなかった。入り口のゲートをくぐり、ショップの全貌が少しづつ視界に入ってきた時に、あまりのスケール感に興奮を抑えられなかったことを今でも鮮明に覚えている。

今回は、そんな思い出深いシアトルのREIフラッグシップショップについて。

REIは1938年、ワシントン州シアトルで創業した老舗のアウトドアショップ。

アメリカ西海岸を中心に150店舗以上のショップを展開している。日本には現在店舗を展開していないが、昔一瞬町田に店舗を出していた。しかし、残念ながらすぐに撤退してしまった。

アウトドア用品を中心に、スポーツ用品やウェアなどを販売する巨大アウトドアチェーン店だ。

REIは、Recational Eqipment,Incの頭文字。ニューヨークのSOHOなど東海岸にも出店している。

まずは外観。オフィスやショップが立ち並ぶ都市部に位置するこの店舗は、巨大な公園のような佇まいで突然視界に現れる。

ショップの大きさに対して、看板がかなり控えめ。普通に歩いていたら通り過ぎてしまうので注意が必要。

サファリパークにでも迷い込んでしまったかと疑いたくなるような店舗までのアプローチが続く。普通に滝とか流れていて驚愕した。こんなに体験に重点を置いたショップは、日本ではお目にかかれない。また、西海外の温暖で湿度が低い気候が、この空間をより一層魅力的で心地いいものにしている。

この長いアプローチによって、店内に入るまでにテンションはマックスに。外から見ていても、店舗の造りがかなり大きいものだということは分かったが、ここから店内に入ってさらにその規模感に度肝を抜かれた。

店内は吹き抜けの2階建て。1階がアウトドアグッズ中心に展開されていて、2階がアパレル中心に展開されている。

まずは、入り口に入ってすぐの展示スペース。

アメリカのショップの特徴だと思うのが、店員さんとお客さんの距離感。日本とは全然違う。フランクに店員さんが話しかけてくるし、お客さんもフランクに店員さんに話しかける。この空気感というか距離感が自分はすごく好きだ。

次に見えてくるのが、巨大なロッククライミングウォール。前に立っている人の大きさから、いかにこのクライミングウォールが巨大か分かる。これが普通に店内にある。

2Fフロアからの店内。この吹き抜けの構造が、ただでさえ巨大なこの店舗をより体感値として大きく感じさせる。

なんだかよく分からない岩の巨大な塊が1Fフロアに突然現れる。これは、裏側が大きな暖炉になっている。

店内を全ては紹介しきれていないが、ほぼアウトドア全部を巨大な1店舗に詰め込んだようなショップだ。もしシアトルに立ち寄る際は、ある程度無理してでも行ってみる事をオススメする。アウトドアにそこまで興味のない人も絶対に楽しめる超体験型の店舗だ。