キャンプで最高のコーヒーを飲むために必要な道具とは。オススメのギア7選
コーヒーを一番美味しくするスパイスは何だろう。自分なりの答えは、「環境とひと手間」だ。自然の中で、自分でミルしてドリップして飲むコーヒー は、その手間も含めコーヒーを美味しくさせる最高のスパイスになる。一度この味を経験すると忘れられなくなる事間違いなし。
そこで今回は、キャンプで最高のコーヒーを飲むためのオススメのギアを紹介。
_まずは何よりコーヒー豆
おすすめは焙煎仕立ての、粉にする前のコーヒー豆だ。コーヒーが美味しいと感じる自分なりの3大要素は、1.香り、2.味、3.温度だけど、この1と2が急激に変化するのがミルしてからだ。この1と2の変化はコーヒーの酸化によって起こるが、ミルして豆を粉砕する事で表面積が一気に増えて急激にコーヒー豆が酸化して香りと味が落ちるのだ。なので、自分はミルする前の豆の状態で持って行くのをおすすめする。
_オススメギア7選
CONTENTS
・nalgeneボトル(ビーンズキャニスター)
・PORLEXコーヒーミル・Ⅱミニ(コーヒーミル)
・GSI ウルトラライトジャバドリップ(ドリッパー)
・GSI ホウロウマグカップ(マグカップ)
・MSR ポケットロケット2(バーナーとガス缶)
・MSR ピカ1Lティーポット (ケトル)
・patagonia ブラックホールキューブM (収納バック)
|nalgeneボトル
当たり前だが、コーヒー豆を入れる容器が必要。自分は「nalgene(ナルゲン)ボトル」を使っている。理由は、軽量で頑丈、密閉性も高くボトルに計量メモリ付き。プラスチック臭もコーヒ豆にうつらない。そして何よりかっこいい。完璧だ。
|PORLEXコーヒーミル・Ⅱミニ
その場でミルすると格段にコーヒーが美味しくなるので、ミルする器具も必要。使っているのは、「PORLEX(ポーレックス)コーヒーミル・Ⅱミニ」。コンパクトで軽量、取手は外して持ち運べる。そしてやっぱりアウトドアで使うには頑丈さも重要だ。もちろんそれもクリア。シンプルで機能的、無駄がそぎ落とされたデザインも気に入ってる。より詳しくは、コーヒー豆とPORLEXのハンドミルの記事で。
|GSI ウルトラライトジャバドリップ
次に必要なのは、ミルした豆をドリップするためのドリッパーだ。「MUNIEQのTetra Drip」や「snow peakの フォールディングコーヒードリッパー 焚火台型」などいろいろと軽量のドリッパーを使ってみたが、「GSI ウルトラライトジャバドリップ」に落ち着いた。
重さがはわずか17g。そして何よりいいのが、黒いフィルター部分は目が細かくなっていて、紙フィルターなしで直接ミルした豆を入れてドリップ出来る。過去、キャンプで紙のフィルターを忘れてキッチンペーパーでドリップした苦い経験があるので非常にありがたい。またカップに直接装着出来て安定性抜群。そして足の部分はオレンジのプラスチックでアウトドア感全開。アメリカ西海岸のサンディエゴで誕生したブランドと、自分にとっては文句のつけようがない完璧さだ。
|GSI ホウロウマグカップ
マグカップは種類が無数にあり、迷うところだ。ステンレス・チタン・ホーローと素材の種類も豊富にあり、状況によりおすすめは変わるが、自分はマグカップは見た目のフィーリングで選んでいる。
「GSI ホウロウマグカップ」は容量350mlで114g、φ85×80mmのホーロー(エナメル)加工のスチール製だ。snow peakのチタンシングルマグも使っているが、こちらの方が保温性は高い。重さは少し重いが、何よりアメリカのブランドで、このカリフォルニアのアウトドアテイスト満載の佇まい。同じGSIのドリッパーとの相性も当たり前だがバッチリだ。値段も¥1,000以下で気軽にガシガシ使える。自分にとっては理想的なマグカップだ。
|MSR ポケットロケット2
お湯を沸かすバーナーも必要。いろんなメーカーのいろんな用途別のものがあるが、自分は泊まりのキャンプ以外のアウトドアにもコーヒーを持って行って飲むので、携帯しやすいシングルバーナーを使っている。
燃料はガスタイプを選択。ホワイトガソリンを使うものは火力もあり魅力的だが、ポンピングの手間が苦手。ガス缶は、「OD缶」と「CB缶」があるが、アウトドア専用で火力が強いので「OD缶」のものを使っている。「OD缶」の見た目が好きなのも勿論あるけど。
使っているのは、「MSR ポケットロケット2」。わずか73gの軽量コンパクトストーブ。小さくても実力は十分で、バーナーヘッドに風を防ぐY字型のウィンドクリップ付き。1Lの水を約3.5分で沸騰させる。ゴトクは回転させてコンパクトに収納出来る優れもの。そして何よりこの見た目。単純にカッコいい。最初シアトルのアウトドアショップで、同じMSRのOD缶とセットで置いてあるのを見た瞬間に自分の買い物リストに入った。
MSRは、アウトドアブランドながら、エリクサーなんかのテントもストリート感を感じさせる秀逸デザイン。そしてこのブランドといえばこの鮮明な赤。MSRの赤いガスカートリッジはおしゃれキャンパー憧れの的だ。機能面や頑丈さも兼ね備えた、まさにマスターピース。
|MSR ピカ1Lティーポット
そしてケトル。これにもこだわりがある。バーナーとブランドを合わせたかったわけではなく「MSR ピカ1Lティーポット」を選んだ。アルミで出来ていて軽い。なんとたったの136g。そして何より色がいい。ハードアナダイズド加工のマットな感じもいい。地味だが大事なハンドル自立もするので火傷の心配もなし。最後に一番重要な注ぎ口。このケトルは、注ぎ口がかなり細くなっていて、ドリップに最適な水量を細く一定に供給してくれる。
|patagonia ブラックホールキューブM
最後はこれらをまとめる収納バック。これで保管しておかないと必ず入れ忘れが発生する。コーヒー道具だけ持ち出したい時も便利だ。「patagonia(パタゴニア) ブラックホールキューブM」はサイズがバッチリ。上記のアイテムがキレイにすっぽり入る。見た目以上に収納力があるアイテムだ。2つのメッシュポケットに分けてギアを収納できる。DWR(耐久性撥水)加工がされていて、アウトドア環境にも勿論マッチする。そして、さすがpatagonia。リサイクルポリエステル使用で環境にも配慮とまさに自然を愛するキャンパーの必需品だ。