最初から買うべきキャンプギア10選 PART.2

前回の最初から買うべきキャンプギア10選 PART.1 に引き続き、今回も自分が「Whole Camp gear Catalog」を作るなら、必ず載せるであろう小さな名品達を「Whole Earth Catalog」の選定基準の中にある、「道具として役立つ事」「高品質、もしくは低価格」「容易に入手出来る」に、「ギアそのまま剥き出しで使いたい佇まい」をプラスし、これに沿って厳選して紹介する。


_最初から買うべきキャンプギア10選 PART.2

CONTENTS


LUMENA2 

Thermacell

   虫除けシールド

Oregonian Camper

   ペグキャリー 40

SEATTLE SPORTS

   キャンプバケット 12L

STANLEY

   ウォータージョグ 3.8L



| LUMENA2

   ルーメナー2

サイズは、W129mm × D75mm × H22.7mm 重さが280gとコンパクトで軽量。明るさは、4段階の調節が可能で、100LM / 500LM / 1000LM / 1500LM。最大の1500LMは、非常に明るく複数人でのキャンプでも十分にメインの照明として機能する。色も黄色い電球色と昼白色、白色の3つが選択可能。さらに、電源スイッチを5秒間長押しすると、緊急避難信号モードになり至れり尽くせり。


リチウムイオンポリマー10,000mAhのモバイルバッテリー搭載で、8(High)ー100(Low)時間連続で点灯する。防水機能も搭載していて、機能面では文句のつけようがない仕上がり。吊り下げ用のフックが付属し、三脚の取り付けも可能と、使用シーンも十分に考慮されている。地味に嬉しいのは、専用カラビナと専用ケース付き。見た目は好みではないけど、専用ケースはパッキングの際助かる付属品だ。人気の理由が良く分かる。

初めてキャンプに行って、頭ではわかっていたが、ランタンがいかに重要なアイテムかを改めて思い知る事になった。普段都心にいると意識しないが、キャンプ時の夜はホント真っ暗になるので、ランタンがないと何も出来ない。そして、複数人で行くと一つでは足りない事を痛感した。さらに、中途半端な明るさのランタンだと夜に手元が見えず非常に不便だ。


ランタンには、ガソリン・灯油・ガスなどの燃料のものがある。光量がLEDより大きいので、最初はガスランタンの物を使っていた。だけど、テントに持ち込めない(一酸化炭素中毒になる危険がある)し、燃料コストもかかる(大体一泊のキャンプ でODガス缶を使い切る)。ガスやガソリンのランタンは雰囲気があって好きだけど、結局便利過ぎて全てLEDのランタンに切り替えた。


このLUMENA2は、ブラックアウトでさらに見た目も無骨で気に入っている。

いつもは、PART.1で紹介したMINMAL WORKS(ミニマルワークス)のエアハンガーにかけてタープの中で使っているが、ケースから出してフックで引っ掛けてボタンを押して設置終了。ホントに楽だ。


勿論出力ポートも付いてるので、モバイルバッテリーとしても使えます。超おすすめです。

| Thermacell

   サーマセル 虫除けシールド

キャンプでは、テントとタープの組み合わせでサイトを作っているので、寝る時と遊びに行く時以外はほぼタープの中にいる。タープなので、オープンな状態でいると夜は虫が大量に寄ってくる。特に蚊と場所によってはブヨ。蚊も嫌だけど、ブヨに刺されると腫れてタチが悪い。かといって、着込んでの虫除けもせっかくのキャンプでリラックス出来ない。夏は特にTシャツ・短パンでいたい。そこで、色々ググった結果これにたどり着いた。


サイズは、W75mm × D45mm × H193mm とまぁまぁの大きさだが、重さは156gと軽量で持ち運びやすい。電源は必要なく、中に専用のブタンガスカートリッジを入れて、黒い網部分に虫除けマットを入れて使用する。使い方はシンプルで簡単。虫除けマットが4時間、ブタンガスカートリジが12時間連続で使用できて、どちらも単品で買い足せる。


自分の使った感触だと、ONしている間は蚊とかブヨは全くよってこない(蛾とかは普通に寄ってくる)。大体4.5m範囲でシールドを張ってくれるようで、いつもはタープの真ん中辺りに置いてるが、タープ内にはほぼ入って来ない。

蚊取り線香との効き目の差は、自分の感覚だが明らかにこっち方が効いている感触だった。

見た目もアウトドア&ミリタリーテイスト満載な佇まいで好みだ。過度なデザインもなく、キャンプサイトに溶け込む感じが気に入っている。


最後に、ガスが燃料のためテントなど密閉空間では使用出来ないので注意が必要。

あと、使う時は写真のように水平置きでの使用が推奨されている。

| Oregonian Camper

   オレゴニアンキャンパー ペグキャリー 40 

このペグキャリーケースは、手頃な値段で手に入り、機能・デザイン面も申し分ない逸品。

ブランドは、西海岸生まれのMADE IN USAに拘ったアウトドアブランド Oregonian Outfittersのキャンプギアライン。もうこの時点でUSA好きな自分としてはくすぐられる。 

そして、この配色やロゴ、持ち手のガイロープも気が利いていて好みだ。

サイズは、H40cm × W12cm。自分はテントやタープのアンカーになるペグ(H30cmぐらい)15本ほどをこのペグケースに入れている。裏地もPVCで防水コーテイング加工。これはかなり重要で、サイト撤去時のペグは大抵ドロだらけ。軽く拭いてからケースに入れるが、多少汚れているので収納する時にこのコーティング加工は非常に助かる。

さらに、背面にはペグハンマーを収納可能で、キャンパーの使用シーンをちゃんと考えられた秀逸デザイン。月並みですが、とてもおすすめです。

| SEATTLE SPORTS

   シアトルスポーツ キャンプバケット 12L

まずは、このシアトルスポーツというブランドから。

1983年に自分も大好きな、アウトドアとコーヒーの町シアトルで誕生した、アウトドアスポーツのあらゆる場面で使える、完全防水バックを最先端のRF溶接で作っているブランド。あのスノーピークのソフトクーラーのOEM先としても有名で、ソフトクーラー分野では最高の保冷力を誇る。


大きさは、H28cm×24φcmで重さわずか200gとこれもまた軽量で、使わない時はそのまま畳んで小さくして持ち運べる。ちなみにこのバケツ自体には勿論保冷力はない。

自分は、使った食器をキャンプ場の洗い場まで持って行ったり、川の冷たい水を入れて飲み物のソフトクーラー替わりにしたり、釣りの際の釣った魚の一時的な保管場所にしている。これを買った時、なんでもっと早く買わなかったんだろうと思うほど便利だった。


当たり前だが作りもしっかりいていて、水一滴も漏らさない頑丈さ。付いている持ち手部分も丁度いい長さで使い勝手抜群。

ロゴも素敵です。他にもカラーあるが、自分は迷わずブラックアウトを選択。毎回キャンプで必ず持って行く優秀ギアだ。

| STANLEY

   スタンレー ウォータージョグ 3.8L

1908年アメリカで創業したアラジン社から発売された、ステンレススチール魔法瓶スタンレーがそのままブランド名になった、100年の歴史を誇る老舗ブランド。無骨なロゴと見た目が、まさにアメリカを体現していて、かつ機能的にも非常に優れたブランドだ。

大きさは、W254mm × H302mm × D254mm で重さは1.1kgと中身が空の状態であれば片手で楽に持ち運べる。さすがはスタンレーだけあって、暑さ2cmの断熱材が入っていて保冷効力は10℃以下で11時間(熱湯は使用出来ない)。簡単に押せるプッシュ式の注ぎ口で、水量も勢いがあって使いやすい。内側に氷詰りを防ぐアイスキャッチも付いてるので、注ぎ口に氷が詰まって水流が弱くなる心配なし。

パッキンと4箇所の爪で蓋をかなりしっかり固定してくれるので、一度倒した時も全く中の水が溢れなかった。

初めてキャンプに行く際、先輩キャンパーに買っておくものを聞いた時、ジョグの重要性を教えてもらった。キャンプ時の水分補給だけでなく、食器やコップ、手を軽く洗いたい時や料理の際などにかなりの高頻度で使うマストアイテム。オートキャンプ場の洗い場は、大抵サイトから距離があるので、わざわざ水が必要な際にそこまで行くのは現実的じゃない。

ジョグはステンレス製もあるが、自分は断然機能面とこのアメリカンアウトドアテイスト満載の見た目に惹かれてこれを選んだ。容量はワンサイズ大きい7.8Lもある。自分は一回の複数人のキャンプで3.8Lで3回程水を汲みに行ってるので、それが面倒な人は大きい方でもいいかも。

以上が、自分がオススメする選りすぐりのキャンプギアだ。

キャンプチェアに関しては別の記事(ADIRONDACKのキャンパーズチェアについて)で紹介しているので興味があれば是非。